dynabook T551/58CB ヒンジの取付部分を補修する


 残る不具合は、ディスプレイ開閉時の鳴りです。ヒンジの取付部分が破損して、ディスプレイを開ける度に当該ヒンジがボディの内側から上蓋を持ち上げてしまい、パキッ…という耳障りな音を発生させている事が分かりました。



 ヒンジの取付部分が破損した原因は、プラスチックにて成形されたビスのメス側の明らかな強度不足です。今般分解メンテナンスでは、破損しているビスのメス側を汎用性の持った接着材で原状回復し、その周囲へエポキシ系接着剤を流し込んで、左記の強度不足も補っていきたいと考えています。

211127 Blog用掲載画像①


 なお、当方に措いて、本作業が手の込んだ内容となった事も重なり合い、不甲斐無くも各工程毎の画像を撮り忘れてしまいました。この為、本資料記の記載内容は、ヒンジの取付部分の補修経過についての『ご報告』他となりますので、予めご承知置き願います。 <( ̄ ̄)ゞ ゴメリンコ~♪




 本資料記事は、以下の不具合を是正する目的で、2021年10月23日より着手していた分解メンテナンスに関して、当方の備忘録として備える事を念頭に、その作業手順に従い主要な工程毎の画像を掲載し、此れに説明文を加えて作成された〝一続きの読み物〟になります。



 〔不具合の内容〕

  一、液晶画面が突然消える

  二、ディスプレイ開閉時の鳴り

  三、内部からのカラコロ音



 なお、本資料記事の従前作業に関しましては、表題『冷却ファンを分解清掃する』に於いて言及しております。




 ヒンジの取付部分の破損状況は、原形をほぼ留めていませんでした。ピンセットを用いて、大小12個余りの破片を、パズルの様に原状回復する程です。接着剤は、コニシ製の『Gクリヤー』を使用しました。原状に復した姿を一時的に保持出来るなら、その他商品でも問題ありません。


 ヒンジの取付部分の補修の要は、エポキシ系接着剤の流し込みです。

211127 Blog用掲載画像②

 乾燥期間は、丸3日間です。1日乃至2日程度の乾燥では、爪で押した場合の跡が残る不完全な硬化にしかなりませんでした。


 ボディの上蓋(裏面)にあるビスのメス側の補修は、とても慎重に作業しなければいけません。ビスのメス側が残った欠損している箇所は、エポキシ系接着剤をただ盛るだけで良いのですが…、

211127 Blog用掲載画像③-01


 此れが脱落している個所に於いては、補修した後のビスのメス側の高さが、その他ビスのメス側の高さと均一になる様にしなければならないのです。“ベンチマーク”としたのは、前段で言及したビスのメス側です。製造当時の原形が、一部残存していた事を鑑みて、その高さと同一にしたなら問題は無いと判断致しました。

211127 Blog用掲載画像③-02

 なお、ビスのメス側の強度に関しては、多くを望む必要はありません。原因となっていたヒンジがボディの内側から上蓋を持ち上げない限り、製造当時の耐久性で十分であると、今般分解メンテナンスを終えて現在その様に思っています。つまり、強度が求められる箇所は、ヒンジの取付部分だけだったのです。東芝様もこの件をよく理解していた為、ビスを3本も使用して、そのメス側に金属製の部品を採用していたのです。但し、当該3本のビス全てが、メス側ごとボディから破断により外れてしまうとは、本ノートパソコンの設計者様も想定していなかったと考えられます。



 今般分解メンテナンスは、此れにて終了です…。


 ディスプレイを開く度にヒンジの取付部分に加わる“引張力”は、とても強く働いていると思われます。この度使用したエポキシ系接着剤が、どこまでその力に対抗出来るかによって、当該取付部分の破損の再発は左右されるものと考えています。



 破損していなかった右側の(ヒンジ)取付部分も、やがて壊れる運命かもしれません。



 それではまた何時の日か、別途掲載記事にてお目に掛かりましょう。さようなら…。




〔お知らせ〕

 現在、本ブログへ掲載された一連の資料記事は、以下の通りです。是非、一度閲読下さいませ。



 (dynabook T551/58CBの分解メンテナンスシリーズ)

   掲載第1号/資料記事『画面が消えるので熱暴走を疑う

   掲載第2号/資料記事『ノートパソコンを分解する

   掲載第3号/資料記事『冷却ファンを分解清掃する

   掲載第4号/資料記事『ヒンジの取付部分を補修する』



以 上


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Author:我 流
 高度な情報社会となったお蔭で、過去の想い出が沢山詰まった不動のオーディオ達を、幸いにも甦らせる事が出来ました。これ等を粗大ゴミとして破棄せず、常に傍らに置いて保管し続けた事が無駄ではなかったと、心から思えた瞬間です。
 今後とも、これ等の可動状態を維持すべく、より一層〝我流〟に磨きを掛けていきたいと考えています。

 そうそう…、
 小学生当時に録音した楽曲を聴くと、本当に心が和みます。年齢を重ねる度に〝ノスタルジック〟に浸るひと時が、幸せに感じてしまう今日この頃です。

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