Nakamichi RX-505 ローディング・メカを切離す


 ナカミチメカ〔通称:Nメカ〕を分解するに当たり、まずは結合している「本体メカ」と「ローディング・メカ」を切り離します。この一体化した不整形な姿は、Nakamichi RX-505へ搭載されたナカミチメカの特徴であり、他機種では一切見られないものです。

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 本資料記事は、以下の不具合を是正する目的で、2018年10月20日から着手していた分解メンテナンスに関し、当方の備忘録として備える事を念頭に、その作業手順に従い主要な工程毎の画像を掲載し、此れに説明文を加えて作成された〝一続きの読み物〟になります。

 〔不具合の内容〕
  一、キャプスタン・モーターの鳴り
  二、アイドラーゴムのスリップ
  三、スライド・スイッチ(オートリバース)の機能不全

 なお、本資料記事の従前作業に関しましては、『ナカミチメカを取外す<其の弐>』に於いて言及しております。



 本体メカをローディング・メカへ固定しているビスの本数は、全部で5本あります。この5本ある内の4本については、ナカミチメカの前面下部に左右夫々近接して2本づつ締め付けられていますので、最初にこれ等を取り外します。しかしながら、1か所で2本も使うとは、荷重の掛かる場所とも思えず、少々贅沢ではないでしょうか…。
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 本体メカの裏側に、ローディング・メカへ固定する目的で、リア・ホルダーに締め付られた最後のビスがありますので、本体メカを手で支えながら慎重に此れを取り外します。リア・ホルダーを片方のみとした理由は、コスト削減を加味した結果と拝察致しますが、当該ホルダーを両サイドに設置しなければ、メカの捩じれに対する剛性は図れないものと思われます。
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 この段階で、前述した全てのビス5本が取り除かれている為、本体メカを手で持ち上げる事は可能です。しかしながら、スライド・シャーシ上に設置されたカセット・ケースが、本体メカを持ち上げる際に、此れに干渉する惧れがある事から、当該シャーシを少し手前へ引いた後、本体メカを取り上げる様に心掛けます。

【分解メンテナンスの留意点】
 スライド・シャーシを手前へ引く際は、カセット・ケースに指を掛けて行わないで下さい。当該ケースの支柱の破損に繋がりかねない為、この作業の折は、スライド・シャーシの先端を指で摘んで行います。なお、双方のメカを結合させる際には、本資料記事へ記載しているこの切り離し作業を参考にして、事前にスライド・シャーシを手前へ引き、本体メカにある左右のロック・アームを手で広げてから、互いのメカを所定の場所へ合わせる様に行います。
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 本体メカとローディング・メカの切り離し作業が、完了致しました。本作業は、とても簡単だったと思います。但し、双方のメカを結合させる際のロック・アームの取り扱いについては、お忘れにならない様に注意して下さい。

 当方が分解メンテナンスの過程で一番気を使うのは、メカをデッキ本体から取り除く工程です。無事にメカ部の取り外しが出来たなら、残すはメカの分解作業のみですから、気持ちの上でとても楽になります。


 余談となりますが…、
 今般分解メンテナンスに於いて腑に落ちなかった1つに、ナカミチメカのデッキ本体への装着方法が若干脆弱ではないかという点が挙げられます。また、前述した本体メカとローディング・メカの一体化についても、その剛性が不足している様に思えました。勿論、意図的に設計段階で決定された事柄でしょうし、本機稼働中に具体的な不具合が生じたわけでもありませんので、問題を提起するつもりはありませんが、他社製デッキを多数取り扱う当方にとっては,その強度について疑問が残る結末となりました。

 なお、同社製680ZX並びにCR-70では、メカ部の上下をシャーシへビス止めして固定する方法が採用されています。(閲読者様方のご参考までに、以下へその画像4枚を掲載しております。)

<680ZX> シャーシの上下に夫々ビス3本を使用。
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<CR-70> シャーシの上側にビス1本、下側にビス2本を使用。
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 ご覧頂いた通り、ローディング・メカのみでシャーシへ固定する本機とは、設計段階でその発想が異なっていたと思われます。無知な当方は、本機の固定方法の採用理由について、今も全く見当が付かないままでいます。閲読者様方に措かれましては、如何ご推量為されるでしょうか。


 次回掲載する資料記事に於いては,いよいよ今般分解メンテナンスの事由の1つとして挙げている“キャプスタン・モーターの鳴り”に対して処置を施します。


 それではまた何時の日か、別途掲載記事にてお目に掛かりましょう。さようなら…。
 


〔次回のお知らせ〕
 只今、この度掲載した資料記事の続き物となる『(仮題)キャプスタン・ベルトを取外す』について、その構成案を検討しております。つきましては、誠に恐れ入りますが当資料記事の作成期間として多少のお時間を頂戴致したく、予めご了承頂ければ幸いです。 ヨロピク!! \( ̄  ̄ *)))
 なお、現在本ブログに掲載している一連の資料記事及びその関連記事については、以下の通りです。是非、一度閲読くださいませ。


 (RX-505 分解メンテナンス・シリーズ)
    掲載第1号/資料記事『ナカミチメカを取外す<其の壱>
    掲載第2号/資料記事『分解メンテナンスの留意点
    掲載第3号/資料記事『ナカミチメカを取外す<其の弐>
    掲載第4号/資料記事『コネクターの取扱い
    掲載第5号/資料記事『ローディング・メカを切離す』

以 上

【本記事をご参照される閲読者様方へ】
 本資料記事の内容に従いメンテナンスを図ろうとする方は、全てのご判断と生じる結果に対し、ご自身でその責任を甘受しなければならない事を予めご承知おき下さい。“自己責任”は、インターネット上で無償公開されている情報を利用する者にとっての最低限の〝マナー〟なのです。

Nakamichi RX-505 コネクターの取扱い


 前出の資料記事〔2019年10月5日掲載の『ナカミチメカを取外す<其の弐>』〕において、論及する事が出来なかった“分解メンテナンスの留意点”につき、本資料記事を以って補足しておきたいと思います。



 本資料記事は、以下の不具合を是正する目的で、2018年10月20日より着手していた分解メンテナンスに関して、当方の備忘録として備える事を念頭に、その作業手順に従い主要な工程毎の画像を掲載し、此れに説明文を加えて作成された〝一続きの読み物〟となります。

 〔不具合の内容〕
  一、キャプスタン・モーターの鳴り
  二、アイドラーゴムのスリップ
  三、スライド・スイッチ(オートリバース)の機能不全




 前出の資料記事でも記載しておりますが、メーカーを問わず30年間一度も抜いた事のない5pin以上のコネクターというものは、力のみに頼ってもそう簡単に取り外せるものではありません。指先の痛みを堪えて漸く此れを取り除いたとしても、基板上には大抵あと3つ程度の幅広コネクターがあるものです。

 当方は、長時間に渡り指先の痛みに我慢しながら作業するのが辛い事と、雄側コネクターや基板自体の破損を避けたい理由から、幅広コネクターを取り外す場合、致し方なく精密ドライバー〔マイナス〕を使用しています。但し、この方法は、金属製のドライバーを指先に代えて、プラスチック製コネクターの雄側と雌側の突合せ部分を手の感覚で探り当て、その隙間を強引に作り上げていく方法の為、当該プラスチックに対して傷を付けてしまう可能性がとても高くなります。(以下に掲載している画像中のコネクターをご覧下さい。コネクター本体の出隅が捲れて、〝傷〟となっています。)

 当方の作業実態について論及すると…、
 3pin以下のコネクターに関しては、指先のみで取り外す様に努めておりますが、4pin~7pinのコネクターになると指先に拘りながらも微動だにしないと判断した場合、精密ドライバーを使用する様にしています。そして、7pinを超えるコネクターに至れば、もう指先のみでは抜き取る事が出来ず、常に精密トライバーを使用しています。

【分解メンテナンスの留意点】
 コネクター周辺に電子部品が密集し、精密ドライバーを用いる空間が全く無い場合には、無理な手法で取り外そうとせず、破損等の問題を惹起する前に、本作業を断念する事もまた大切です。
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 雌側コネクターを結合させる前に、雄側コネクターピンを軽く洗浄しておきます。理想的には、綿棒を用いて無水アルコールでゴシゴシしたい所ですが、当該コネクターに綿棒を挿入する隙間がありませんので、“リレー・クリーナー〔RC-S201〕”を噴射して洗浄します。なお、これは必須作業ではありませんので、pinの酸化状態を確認した後に、その着手の是非についてご判断頂ければ結構です。

【分解メンテナンスの留意点】
 撮影の段取り上、以下に掲載している画像に於いては、雄側コネクターの周辺をテッシュ等で養生しておりませんが、当方に措いては、噴射した洗浄剤がコネクターの周辺へ流れ出す事による基板のシミを防ぎたい為、何時もテッシュを細かく千切って周囲に此れを敷き詰めてから、本作業を行っています。
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 雌側コネクターにも、同様の洗浄作業を施します。なお、前述した通り、本作業も必須ではありませんので、その着手の是非については、各々のご判断に委ねられます。

【分解メンテナンスの留意点】
 以下の掲載画像をご覧頂いた通り、今回は素手で洗浄作業を行っておりますが、その液剤が付着した爪を見てみると、何時も白っぽくなっていますので、ゴム手袋を着用してから本作業に着手した方が良いと思われます。また、保護メガネの着用もお奨めします。この作業中、飛び跳ねた洗浄剤が当方の目の中に入ってしまいました。これで通算4回目です。運良く失明に至る事故には遭っておりませんが、やっぱり保護メガは必須です!
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 使用する液剤は、CAIG製「DeoxIT D100L」です。この商品は、接点の酸化やその他汚れを除去するだけではなく、コネクターの抜き差しの滑りも良くなる為、雄側コネクターピンに少量だけ塗布致しました。但し、これも必須作業というわけではありません。

【分解メンテナンスの留意点】
 本剤の塗布後、直に雌側コネクターを結合するのは、余りお奨め出来ません。以前、「CR-70」のPHONESを分解し、その金板へ本剤を塗布して1晩寝かした後に此れを拭ってみると、液状が青紫色へ変色していました。青紫色に変色した本剤が、電気の導通を阻害するかどうかは分かりませんが、汚れ等を溶解した事が主な原因と思われる為、コネクターの結合内部で同様の現象が起きていると考えると、当方はもう落ち着いて居られません。(単に気持ちの問題と指摘されれば、返す言葉もありませんが…。)
 当方の使用方法は、本剤をコネクターピンへ塗布してから、6時間以上そのまま放置した上で前述のクリーナーを用いて此れを軽く洗浄し、それから雌側コネクターを結合する様にしています。
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 本資料記事に於いてご紹介したコネクターの取り外し方については、決してベストな方法と言えません。プラスチック製のコネクターに対して金属製の精密ドライバーを使用する手法は、やはり乱暴なやり方です。コネクター本体を傷付けないで取り外す方法については、今後もその都度模索して参りたいと考えています。

 そう言えば…、
 以前は、コネクターをドライヤーで温めてから取り外す手法を用いておりましたが、懇意にして頂いたパイオニアのサービスマンより、止めた方が良い旨の助言がありました。ピンに対する雌側コネクターの喰い付きが、悪くなる惧れもあるそうです。


 それではまた何時の日か、別途掲載記事にてお目に掛かりましょう。さようなら…。



〔次回のお知らせ〕
 只今、この度掲載した資料記事の続き物となる『(仮題)ローディング・メカを切離す』について、その構成案を検討しております。つきましては、誠に恐れ入りますが当資料記事の作成期間として多少のお時間を頂戴致したく、予めご了承頂ければ幸いです。 ゴメン!! \( ̄  ̄ *)))
 なお、現在本ブログに掲載している一連の資料記事及びその関連記事については、以下の通りです。是非、一度閲読くださいませ。


   (RX-505 分解メンテナンス・シリーズ)
    掲載第1号/資料記事『ナカミチメカを取外す<其の壱>
    掲載第2号/資料記事『分解メンテナンスの留意点
    掲載第3号/資料記事『ナカミチメカを取外す<其の弐>
    掲載第4号/資料記事『コネクターの取扱い』     

以 上

【本記事をご参照される閲読者様方へ】
 本資料記事の内容に従いメンテナンスを図ろうとする方は、その全てのご判断と生じる結果に対し、ご自身でその責任を甘受しなければならない事を、予めご承知おき下さい。“自己責任”は、インターネット上で無償公開されている情報を利用する者にとっての最低限の〝マナー〟なのです。

Nakamichi RX-505 ナカミチメカを取外す<其の弐>


 本資料記事に於いて、漸くナカミチメカ〔通称:Nメカ〕をデッキ本体から取り外します。

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 本資料記事は、以下の不具合を是正する目的で、2018年10月20日より着手していた分解メンテナンスに関して、当方の備忘録として備える事を念頭に、その作業手順に従い主要な工程毎の画像を掲載し、此れに説明文を加えて作成された〝一続きの読み物〟になります。

 〔不具合の内容〕
  一、キャプスタン・モーターの鳴り
  二、アイドラーゴムのスリップ
  三、スライド・スイッチ(オートリバース)の機能不全

 なお、本資料記事の従前作業に関しましては、『ナカミチメカを取外す<其の壱>』に於いて論及しております。 



 ナカミチメカをデッキ本体に固定しているビスは、たったの3本のみです。主にPIONEERのカセット・デッキを弄っていた当方にとっては、余りにも本数が少なく正直驚きの事実でした。この3本ある内の2本については、本機前面下部において締め付けられていますので、此れを全て取り外す事になります。 
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 ナカミチメカをデッキ本体に固定している最後のビスを取り外す前に、本機背面にある電源基板を固定している3本のビスを取り外し、当該基板をフリーにしておきます。この基板を移動出来る状態にするメリットは、以下の通りです。

  ① ナカミチメカをデッキ本体に固定している最後のビスを取り外す為。
  ② ローディング・メカのコネクターを取り外す為。

【分解メンテナンスの留意点】
 電源基板に阻害される事なく、ナカミチメカを固定している最後のビスに届く程の長いビットを持ったドライバーを所持している方は、この段階で本作業を行う必要性はありません。但し、次の段階でローディング・メカに係わる全てのコネクターを取り外す事になる為、後回しにする必要性もないと思われます。当方は、保有しているドライバーの軸長が短い(100㎜)事もあって、この段階に於いて本作業を実施致しました。
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 それでは、ナカミチメカを固定している最後のビスを取り外します。CR-70では、メカ部を上下左右の4本でしっかりと固定していましたが、本機種はなぜこの様に脆弱且つ下側のみの固定方法を採用しているのでしょうか。メカ部の上側に可動するベッド・ブロックが装着されていますが、これが上側ビスを断念した主な理由なのでしょうか。いえいえ、到底そうは思えません。
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 ナカミチメカ〔ローディング・メカを含む。〕から出ている全てのリード線(雌側コネクター)を、基板上に実装されている雄側コネクターから抜き取ります。

【分解メンテナンスの留意点-①】
 雌側コネクターを抜き取る際は、組立作業時に異なる雄側コネクターへ戻さぬ様、その配線状況については必ず何かに記録しておいて下さい。
 なお、コネクターのピン数で、抜取作業のやり易さは異なります。30年間、一度も触れられた事の無い4ピン以上のコネクターを抜き取る際は、指先が痛く耐えられない程の苦痛を強いられます。当方は、何度もこの痛みに悶絶し、その都度休憩を入れながら作業していました。但し、今まで数回抜いた事のあるコネクターについては、多少の痛みで作業出来るはずです。
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【分解メンテナンスの留意点-②】
 ローディング・メカの雌側コネクターを抜き取る際、前作業で電源基板をフリーにしていない場合は、作業する手の甲が当該基板の裏側に当たり、本作業の実施は困難を極めます。この措置として、前述した先の掲載画像を参考にしながら、本機背面のビス3本を取り外し、電源基板を自由に移動出来る様にしておきます。当該基板を上に持ち上げさえ出来れば、コネクターの抜取作業は、一変してやり易くなるはずです。
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 最後に、メカ部に結合された2本のアース線を取り外します。電源基板に実装されているコンデンサーの足へハンダ付けされたアース線は、“はんだこて”及び“はんだ吸取線”を用いて取り外します。(なお、画像中にある白い結束バンドは、事前にカットしておいて下さい。)当方は、本作業時において“はんだ吸取線”を既に使い切っており、致し方なく“はんだ吸取器”を使用致しました。残り1本のアース線については、ローディング・メカへその端子がビス止めされているだけですので、“はんだこて”等は一切必要ありません。

【分解メンテナンスの留意点】
 当方の左手に持っているアース線は、本機の工場出荷時に備え付けられていた従来ものであり、他方のアース線が2016年3月のメンテナンスに於いてエムエーサービス様により、モーター・ノイズの低減を目的として増設されたものです。つまり、本機種のメカ部付属のアース線については、本来1本のみになります。
 なお、増設されたアース線の電源基板への結合方法は、RX-303の従来あるアース線の結合方法をそっくり真似ている様子です。
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 ナカミチメカの取り外し方は、スライド・シャーシのアンダーカバー〔2枚目の掲載画像をご参照下さい。〕の下に利き手の指を添えて当該メカの前面を軽く持ち上げ、最後に他方の手を用いて飛行機が離陸するが如く斜め上へ引き上げるだけです。

【分解メンテナンスの留意点】
 この作業については、ナカミチメカの周辺に気を配りながら、ゆっくりと丁寧に行って下さい。ナカミチメカのコネクターが、周囲の電子部品等に絡んでしまう惧れがあります。
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 ナカミチメカを、何とかデッキ本体から取り外す事が叶いました。本機種のナカミチメカの固定方法が、デッキ本体の底面にビス3本のみの締め付けで完結しているとはさすがに推測出来ず、かなりの時間を迷い費やしてしまいました。他社製ならメカ部を固定する場合、シャーシに対しその上下左右でビス止めするのが一般的であり、当方の経験上、本機種の固定方法は稀有に思えます。

 次回掲載する資料記事では,キャプスタン・モーターへメタルオイルを注油したい為、いよいよナカミチメカを分解して参ります。


 それではまた何時の日か、別途掲載記事にてお目に掛かりましょう。さようなら…。



〔次回のお知らせ〕
 只今、この度掲載した資料記事の続き物となる『(仮題)分解メンテナンスの留意点Ⅱ』について、その構成案を検討しております。つきましては、誠に恐れ入りますが当資料記事の作成期間として多少のお時間を頂戴致したく、予めご了承頂ければ幸いです。 ゴメン!! \( ̄  ̄ *)))
 なお、現在本ブログに掲載している一連の資料記事及びその関連記事については、以下の通りです。是非、一度閲読下さいませ。


   (RX-505 分解メンテナンス・シリーズ)
    掲載第1号/資料記事『ナカミチメカを取外す<其の壱>
    掲載第2号/資料記事『分解メンテナンスの留意点
    掲載第3号/資料記事『ナカミチメカを取外す<其の弐>』

以 上

【本ブログをご参照される皆様方へ】
 本資料記事の内容に従いメンテナンスを図ろうとする方は、その全てのご判断と生じる結果に対して、ご自身でその責任を甘受しなければならない事を予めご承知おき下さい。『自己責任』は、Web上で無償公開されている情報を利用する者にとっての最低限の“マナー”となります。

Nakamichi RX-505 分解メンテナンスの留意点


 前出の資料記事〔2019年8月25日掲載の『ナカミチメカを取外す<其の壱>』〕において、論及する事が出来なかった“分解メンテナンスの留意点”につき、本資料記事を以って補足しておきたいと思います。



 本資料記事は、以下の不具合を是正する目的で、2018年10月20日より着手していた分解メンテナンスに関して、当方の備忘録として備える事を念頭に、その作業手順に従い主要な工程毎の画像を掲載し、此れに説明文を加えて作成された〝一続きの読み物〟になります。

 〔不具合の内容〕
  一、キャプスタン・モーターの鳴り
  二、アイドラーゴムのスリップ
  三、スライド・スイッチ(オートリバース)の機能不全



 取り外したVolume P.C.B Ass'yを右側フロント・パネル・エスカッションへ装着する際、少々ご苦労される方がおられるかもしれません。ボリュームの摘み部分を当該パネルの定位置にある穴へ内側から通し、外側から手でその摘みを引きながら当該ユニットの座りの良い場所を手探りで見つけ出さなければならないのです。但し、決められた収まりに当該ユニットがピタリ入ると、一切ぐらつかなくなりますので、直に分かると思います。

【分解メンテナンスの留意点】
 Volume P.C.B Ass'yの装着が正しく行われたかどうかは、差込み部を目視する事によっても、確認する事が可能です。当該ユニットをビスで締め付けても、自然に入って行くものではありませんので、まずは正しく装着されている事を確認して下さい。なお、上側ビスにおいても同様の差込み部がありますので、こちらの確認も必要です。
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 電源スイッチのアース線を結合する場所は、以下へ掲載した画像の通りです。正しくアースを取る為には、端子をアッパー・エンジェルへ直接締め付ける必要があります。なお、隣のビスは、あくまでもフロント・パネルを固定するものであって、アース線を結合する目的では使用しません。
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 ヘッドホン・ジャックの取り付けの際は、以下へ掲載した画像の様に此れを手に持ち、そのまま左側フロント・パネル・エスカッションの内側から定位置の穴へ挿入します。

【分解メンテナンスの留意点】
 挿入口の下に差込み部がありますので、その状態を確認して下さい。その後、ワッシャーを挿入してから、六角ナットで締め付けます。ヘッドホン・ジャックは、プラスチック製である事から過度なナットの締め付けは厳禁です。
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 本資料記事で論及している今般分解メンテナンスの留意点は、何れも分解作業時に於いて要所の記録画像を取っているならば、組立作業時に手間取り又は間違える事の無いものばかりです。つまり、分解メンテナンスによって大切なカセット・デッキを破損しない為にも、分解時の記録画像は全ての工程に渡って、残しておくべきと言えるのです。
 閲読者様方に措かれましても、オーディオ機器の分解メンテナンス(修理)に着手する際は、あらゆる場面の記録メモ〔画像〕について、お取りになる事をお奨め致します。


 それではまた何時の日か、別途掲載記事にてお目に掛かりましょう。さようなら…。



〔次回のお知らせ〕
 只今、この度掲載した資料記事の続き物となる『(仮題)ナカミチメカを取外す<其の弐>』について、その構成案を検討しております。つきましては、誠に恐れ入りますが当資料記事の作成期間として多少のお時間を頂戴致したく、予めご了承頂ければ幸いです。 ゴメンナサイ…。 \( ̄  ̄ *)))
 なお、現在本ブログに掲載している一連の資料記事及びその関連記事については、以下の通りです。是非、一度閲読下さいませ。


   (RX-505 分解メンテナンス・シリーズ)
    掲載第1号/資料記事『ナカミチメカを取外す<其の壱>
    掲載第2号/資料記事『分解メンテナンスの留意点』

以 上

【本ブログをご参照される皆様方へ】
 本資料記事の内容に従いメンテナンスを図ろうとする方は、その全てのご判断と生じる結果に対して、ご自身でその責任を甘受しなければならない事を予めご承知おき下さい。『自己責任』は、Web上で無償公開されている情報を利用する者にとっての最低限の“マナー”となります。

Nakamichi RX-505 ナカミチメカを取外す<其の壱>


 今般分解メンテナンスについて行うに当たり、まずはNakamichi RX-505へ搭載されているナカミチメカ〔通称:Nメカ〕を、デッキ本体から取り外します…。

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 本資料記事は、以下の不具合を是正する目的で、2018年10月20日より着手していた分解メンテナンスに関して、当方の備忘録として備える事を念頭に、その作業手順に従い主要な工程毎の画像を掲載し、此れに説明文を加えて作成された〝一続きの読み物〟になります。

 〔不具合の内容〕
  一、キャプスタン・モーターの鳴り
  二、アイドラーゴムのスリップ
  三、スライド・スイッチ(オートリバース)の機能不全



 デッキ本体のトップ・カバーを取り外します。本機種は、背面に当該カバーを固定する為のビスがありません。思えば、680ZXCR-70もそうでした。
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 キャット・ウインドウ及びキャット・ボトムを取り外します。キャット・ボトムについては、当該ウインドウを装着する為に必要な鍵状の凸部が経年劣化によって破損した姿を、今でもよく見掛けます。なお、スライド・シャーシを引き出す際は、通常操作の電動による方法がベストです。手で此れを引き出す事も可能ですが、カム・モーター・ベルトが正常に働いている場合、相当の力が必要であり、噛み合っているギアに対しても同等の負荷が掛ってしまいますので、余りお奨め出来ません。(前述したベルトが緩んでいる際には、軽々とスライド・シャーシを引き出す事が可能です。)

【分解メンテナンスの留意点】
 キャット・ウインドウ等を取り外して、スライド・シャーシを元に納めたら、デッキ本体の電源プラグは、必ずコンセントから抜いておいて下さい。また、外したビスの取り扱いに関しては、必ず元のビス穴に戻す事をお奨め致します。ドライバーでビスを締め付ける際は、その途中で入り難い場合があったとしても、決して強引に挿入してはいけません。ビスが素直に入って行くまで、何度でもやり直して下さい。当然、ビスの締め過ぎも厳禁です。
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 フロント・パネルを取り外します。デッキ本体を上下逆様にして作業する際は、フロント・パネルへキズが付かない様に、厚手の布を下敷きとします。画像中の物は、風呂場(脱衣所)で使用している“足拭きマット”です。 
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 リッド・カバー並びにボリューム・ノブを取り外します。リッド・カバーの取り外しの際は、青色コネクターの抜取作業が必要となりますが、力任せの作業は破損の原因になりますので、ゆっくりと丁寧に様子を伺いながら行います。
 
【分解メンテナンスの留意点】
 ボリューム・ノブを違う場所へ戻した場合、最後まで入り切らないケースが多々ありますので、メモと共に保管する等の工夫を行い、元の場所へ戻せる様にしておきます。
 コネクターを抜き取る際は,雄側コネクターの場所を必ず目視で確認し、記録に残しておく事が賢明です。異なる雄側コネクターへ接続し、電源投入時に基板から煙が上がる様な失態は、絶対に避けなければなりません。また、リッド・カバーには、ヒューズ型電球〔単価:金200円也〕が基板上に実装されていますので、その取り扱いには注意が必要です。
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 アッパー・エンジェルを取り外します。左記シャーシを固定するビスは、2本のみです。また、ナカミチメカを取り上げる際に、左右のフロント・パネル・エスカッションが干渉する為、この段階において当パネルも早めにデッキ本体から降ろしておきます。なお、画像中のは、フロント・パネル並びにリッド・カバーのビスを示しています。当方は、ビスの紛失防止の目的から、元のビス穴に仮締めをして一時保管していました。これによって、異なる場所へビスを挿入する事もありません。

【分解メンテナンスの留意点】
 Volume P.C.B Ass'yを固定している画像中のについては、ビスの形状が他のものと全く違いますので、絶対に異なるビス穴へ挿入しないで下さい。ネジ山が潰れてしまい、使い物にならなくなってしまいます。
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 本資料記事に於ける作業は、ここ迄です。
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 作業中、ビスやパーツ・ユニットを後日戻せるかどうか不安に感じた際は、躊躇せずにご自身でも写真を撮る事をお奨め致します。分解メンテナンスが終わり、組立作業を迷わず円滑に進めたいと思うのなら、分解作業時にこそ十分な時間を掛けるべきです。当方の分解メンテナンスを顧みても、その分解に掛ける時間は、組立作業の3倍以上を費やしています。


 因みに…、
 初めて行う分解作業は、注意を配りながら適宜写真も撮りますので、6時間以上作業するとその疲れから、注意力が散漫になりがちです。作業為さっている方に措かれましては、その時をその日の作業の終了時としては如何でしょうか。
 ため息交じりの作業では、大切なデッキをうっかり破損する事もあり得ますから。


 それではまた何時の日か、別途掲載記事にてお目に掛かりましょう。さようなら…。



〔次回のお知らせ〕
 只今、この度掲載した資料記事の続き物となる『(仮題)ナカミチメカを取外す<其の弐>』について、その構成案を検討しております。つきましては、誠に恐れ入りますが当資料記事の作成期間として多少のお時間を頂戴致したく、予めご了承頂ければ幸いです。 ヨロピク!! \( ̄  ̄ *)))

以 上

【本ブログをご参照される皆様方へ】
 本資料記事の内容に従いメンテナンスを図ろうとする方は、その全てのご判断と生じる結果に対して、ご自身でその責任を甘受しなければならない事を予めご承知おき下さい。『自己責任』は、Web上で無償公開されている情報を利用する者にとっての最低限の“マナー”となります。

運営者から一言

我 流

Author:我 流
 高度な情報社会となったお蔭で、過去の想い出が沢山詰まった不動のオーディオ達を、幸いにも甦らせる事が出来ました。これ等を粗大ゴミとして破棄せず、常に傍らに置いて保管し続けた事が無駄ではなかったと、心から思えた瞬間です。
 今後とも、これ等の可動状態を維持すべく、より一層〝我流〟に磨きを掛けていきたいと考えています。

 そうそう…、
 小学生当時に録音した楽曲を聴くと、本当に心が和みます。年齢を重ねる度に〝ノスタルジック〟に浸るひと時が、幸せに感じてしまう今日この頃です。

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